トヨタ自動車のポーランドのトランスミッション・エンジン生産工場、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ポーランド(TMMP)は3日、南西部イェルチ・ラスコビツェ(Jelcz-Laskowice)の工場で新型の1500ccガソリンエンジンの生産を開始したと発表した。

生産を開始したのは、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)戦略の下に開発された「ダイナミックフォース・エンジン(Dynamic Force Engine)」で、TNGAプラットフォーム(車台)を採用したコンパクトカー「ヤリス」と「ヤリス・ハイブリッド」のほか、新型SUV(スポーツタイプ多目的車)の「ヤリスクロス」に搭載される予定。

同工場は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、1カ月以上にわたって生産を停止していたが、厳格な安全衛生対策を講じ、計画通りに新型エンジンの生産を開始した。

TMMPはイェルチ・ラスコビツェのほか、南西部バウブジフにも工場を保有。両工場では新型1500ccガソリンエンジンの生産を含む6つの新規プロジェクトが計画されている。

2020/6/4

 

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