トヨタ自動車は9日、米ウェストバージニア州の生産拠点であるトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ウェストバージニア(TMMWV)がハイブリッド車(HV)用のトランスアクスルの生産を開始したと発表した。同社としては北米初のHV用のトランスアクスルの生産となる。

TMMWVは2017年後半、従来のHV用トランスミッションに代わるトランスアクスルの生産のために1億1300万米ドルを投じると発表し、生産準備に2年以上をかけた。当初は年間で12万台を生産する計画だったが、19年初めに投資額を2億2600万米ドルに倍増し、年産24万台に引き上げていた。

TMMWVは1996年の設立で、ウェストバージニア州パットナム郡に拠点を置き、98年から北米製「カローラ」用のエンジン生産を開始。2001年には海外初のオートマチックトランスミッション(AT)の現地生産を開始している。

2020/6/10

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する