メキシコの自動車用ガラス大手であるヴィトロ・オートモーティブ(Vitro Automotive)はこのほど、米国子会社であるピッツバーグ・グラス・ワークス(PGW)が米インディアナ州エバンスビルに保有する工場を閉鎖することを決定したと発表した。

ヴィトロは2017年3月に自動車補修用の交換部品を製造・販売するLKQコーポレーションからPGWを買収。PGWは自動車用ガラスの北米最大手として知られている。

PGWのエバンスビル工場はフロントガラスだけでなくサイドとリアのガラスのガラスも製造している。経営難により昨年から再建策を実施してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大による自動車市場の急激な落ち込みを受けて再建不可能と判断された。同工場の閉鎖により、306人の従業員は全員が解雇となる。解雇手続きは7月31日に開始し、今年の年末までに完了する予定としている。

2020/6/11

 

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