東ソーは10日、100%子会社の東ソー・シリカと韓国の南海化学(本社:全羅南道麗水市)との合弁会社である東ソー南海シリカが低燃費タイヤ用シリカの生産拠点を建設すると発表した。東ソー・シリカにとって山口県周南市の工場に次ぐ第2の生産拠点となる。2021年10月に商業運転を開始する予定だ。


東ソー南海シリカは3月に設立された。出資比率は東ソー・シリカが67%、南海化学が33%。

低燃費タイヤ用シリカは、自動車の低燃費化や電動化に合わせ、転がり抵抗を減少させることで自動車の燃費改善などのタイヤ性能向上に優れた効果を発揮する材料として、今後も需要の拡大が見込まれている。東ソー・シリカは韓国に第2の生産拠点を置くことで、旺盛な需要に対応するとともに、製品の安定供給を確保し、事業基盤の強化を図る。

2020/6/12

 

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