英運輸省は16日、電気自動車(EV)などのゼロエミッション車専用のナンバープレートを年内に導入すると発表した。今年の秋ごろに導入する予定としている。

フロントとリアのナンバープレートの左端を緑色に塗ったデザインとなっており、地方政府が公共駐車場の料金を減免するなどのEV優遇政策を導入したり、都心部への通行規制や通行料金の徴収とEVの減免などの措置を執行し易くすることが目的となっている。

また、EVとエンジン搭載車との識別を容易にすることで、EV保有者の名誉欲を刺激することでEVの普及を後押しすることも狙いとしている。

■EV関連技術のコンペに1200万ポンド
運輸省はまた、EV関連技術の研究開発でコンペティションを実施すると発表した。コンペ方式で採用したプロジェクトに総額で1200万ポンド(約16億円)の資金を提供する。

コンペを運営するのは低排出車両庁(OLEV)で、内訳はEVと燃料電池車(FCV)、充電インフラの開発プロジェクトに関する資金が1000万ポンド(約13億3000万円)、電池技術の開発プロジェクトに関する資金が200万ポンド2億7000万円)となっている。

2020/6/18

 

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