ローム(本社:京都市右京区)は23日、新エネルギー車(NEV)向けパワーモジュール製品を開発する中国の臻駆科技(Leadrive Technology、本社:上海市)と共同で、上海市の自由貿易区試験区臨港新区に「SiC(シリコンカーバイド)技術共同研究所」を開設したと発表した。

両社は2017年から協力関係にあり、SiCパワーデバイスを搭載した車載アプリケーション開発について技術交流を行ってきた。両社は今後、ロームのSiC MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)ベアチップや絶縁ゲートドライバーを活用した車載パワーモジュールとインバーターの共同開発を進め、SiCを中心としたパワーソリューション開発を加速する。

臻駆科技は2017年の設立で、100を超える国際特許を取得しているという。

2020/6/24

 

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