商用車大手の米ナビスター・インターナショナルは26日、ペルシオ・リスボア(Persio Lisboa)最高執行責任者(COO)兼エグゼクティブバイスプレジテントが7月1日付で最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。


リスボア氏はブラジル出身で現在54歳。1988年にナビスターに入社し、米国と南米で複数の役職を歴任し、2017年3月から現職にある。

現在のCEOのトロイ・クラーク氏は、新たに創設される取締役会長に就任し、独フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下の商用車事業子会社であるトレイトンとの協議を続けるという。

トレイトンは今年1月、ナビスターに対して買収提案を行ったと発表。トレイトンはすでにナビスター株の16.8%を保有しており、残りの全株式の取得を目指している。ロイター通信によれば、VWは3月、依然としてナビスターを買収する意向があると表明したうえで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響で現金を維持する必要があるとしている。

2020/6/29

 

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