ゼネラル・モーターズ(GM)とフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は1日、2020年第2四半期(4~6月)の米国内販売台数を発表した。GMは前年同期比34.0%減の49万2489台、FCAは38.6%減の36万7086台だった。

■GMは主力ピックアップが下支え
GMは主力ピックアップトラックのシボレー「シルバラードLD」の4~6月販売は18.6%減の8万9465台、GMC「シエラLD」は9.5%減の3万8825台となっており、全体を下支えした。ラムの主力ピックアップトラックである「ラム」は35%減の11万7448台だった。

GMの広報担当者によれば、4月は35%の減少となったものの、5月と6月の減少幅は約20%に縮小したとされる。

■FCAはオンライン販売の割合が急上昇
FCAの広報担当者は、当面はリテール販売を優先するため、レンタカー会社などのフリート(大口顧客)向けの受注残高が高止まりすることになると述べた。同社は4~6月のリテール販売台数のうち約20%がオンライン経由での購入だったと説明。前年同期の1%から飛躍的に増加したことを明らかにした。

上半期(1~6月)の販売台数は、GMが21.4%減の111万824台、FCAが25.8%減の81万3854台だった。

フォード・モーターは2日以降に第2四半期の販売台数を発表するもようだ。

2020/7/2

 

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