フォルクスワーゲン(VW)は6日、ドイツ北西部ニーダーザクセン州にあるエムデン工場内に電気自動車(EV)を製造する新棟の建設を開始したと発表した。2022年中に同工場でEVの生産を開始する予定だ。


面積5万平方メートルの新棟を建設するほか、プレス工程とボディ製造工程の面積を2万3000平方メートル拡張する。塗装工程についても6000平方メートル増設となり、設備も改修される。全自動で部品を出入庫できる高層倉庫も建設し、2021年の夏に稼動させる。総投資額は10億ユーロ(約1215億円)に上るとした。

エムデン工場では22年中にスポーツタイプ多目的車(SUV)型のEVである「ID4」の生産が始まることになっている。同工場では現在、セダンとステーションワゴンの「パサート」やセダンの「アルテオン」を生産しており、当面は内燃エンジン車とEVを並行して生産することになる。

2020/7/7

 

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