ロシアの自動車最大手でルノー・日産自動車アライアンス傘下のアフトワズはこのほど、子会社のラーダ・ウエスト・トリアッティ(LADA West Togliatti)がラーダブランドのスポーツタイプ多目的車(SUV)「NIVA(ニーヴァ)」の生産を開始したと発表した。


ニーヴァは2000年にラーダブランド車として生産が始まり、2年後にアフトワズとゼネラル・モーターズ(GM)の合弁会社だったGMアフトワズでシボレーブランド車での生産に切り替えられた。アフトワズとGMは昨年12月に合弁事業の解消を発表し、アフトワズがGM持ち分である50%を取得し、今年4月にラーダ・ウエスト・トリアッティへ社名を変更していた。合弁解消の際に当面はシボレーブランドのニーヴァの生産を継続するとしていた経緯がある。

■フロントグリルなどのロゴ変更
ラーダブランドのニーヴァでは、フロントグリルやステアリングホイール内のロゴがシボレーからラーダに変更されたものの、デザイン全体は大きく変わっていない。ボディやシャシー、パワートレインは合弁事業のころからアフトワズの工場が担当してきたとしている。今後はロシア国内最大の300店を展開するラーダの販売網で取り扱うことで拡販を目指す方針だ。

2020/7/14

 

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