イランの国民車メーカー、イラン・ホドロ(IKCO)は18日、小型車向けの3気筒エンジンの開発を進めていると明らかにした。経済制裁によって欧州の提携先が撤退したため、低燃費な小型車向けエンジンの国産化を図るとしている。3気筒エンジンはイランの地形に適しているという。


排気量は1200ccで、燃費性能は燃料1リットル当たり25キロメートル、欧州の排ガス基準であるユーロ4に相当する性能を目指す方針だ。IKCOグループ傘下のイラン・ホドロ・パワートレイン(IPCO)などと共同で開発する。

まずは自然吸気(NA)のガソリンエンジンを開発したうえで、ガソリンと天然ガスの両方を燃料として使用できる倍フューエル・エンジンやターボチャージャー付きエンジンなどの開発も進める。

2021年の2月にA+セグメントの車両に搭載した状態の試作品を公開し、2023年までにシリーズで最初のエンジンの量産を開始し、その7カ月後にシリーズ第2弾のエンジンの量産を開始する計画となっている。

2020/7/20

 

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