米ミシガン州経済開発公社(MEDC)は5日、同州アナーバーに本社を置く自動運転シャトルバス開発の新興企業のメイ・モビリティー(May Mobility)がミシガン戦略基金(MSF)から70万米ドルの補助金の拠出を受け、事業を拡張すると発表した。総投資額は1180万米ドルで、自動運転シャトルバスの台数やサービスの拡充を目指す。これによりアナーバーではエンジニアや技術職など100人の雇用が創出されるという。


メイ・モビリティーは2017年の設立で、電動の自動運転シャトルバスを開発。同社に対しては、トヨタ自動車と独BMWが傘下のベンチャーキャピタルを通じて共同で出資している。

MEDCとメイ・モビリティーは昨年9月、ミシガン州西部グランド・ラピッズ市と同州内の9社と共同でグランド・ラピッズ自律装甲車イニシアティブ(AVGR)を結成。メイ・モビリティーの自動運転シャトルバスを同市に配備し、インフラと運用能力の実証試験を行い、最初の9カ月間でメイ・モビリティーの自動運転シャトルバスは延べ約1万4000マイル(約2万2530キロメートル)を走行した。

2020/8/7

 

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