製品の安全試験・認証などを手掛ける米Underwriters Laboratories(UL)はこのほど、同社が独西部クレーフェルトに保有するUL材料試験所が独フォルクスワーゲン(VW)のコンポーネント検証のためのPV3942に準拠した化学物質放散試験の外部試験所として認定されたと発表した。PV3942は車載用の部品、コンポーネント、半製品などに対する化学物質の放散挙動について評価する。


クレーフェルトのUL材料試験所はVWグループからすでに複数分野の認定を受けており、指定の内外装部品やコンポーネントに対する環境特性、表面特性、機械特性、燃焼挙動、耐薬品性、繊維製品の試験サービスを提供している。

ULの材料・サプライチェーン部門の自動車事業マネジャーであるワグナー氏は「VWによる認定範囲の拡大により、臭気評価を組み合わせた化学分析も含むPV3942に基づく化学物質放散試験実施が可になる」とした。

ULはVWをはじめとする自動車メーカーの試験基準に従った化学物質放散や性能試験要件の認定拡大にも継続的に取り組んでいるという。

2020/8/12

 

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