HiPhi(高合)ブランドを展開する中国の新興の電気自動車(EV)メーカー、華人運通(Human Horizons、本社:上海市)は18日、香料・フレグランスメーカーのスイス企業であるジボダン(Givaudan)と提携し、車内フレグランスを開発すると発表した。ジボダンのフレグランスが新エネルギー車(NEV)の車内空間に取り入れられるのは初めて。

HiPhiのフレグランス・システムは、仏パリにある世界的な専門学校Givaudan Perfumery Schoolの著名な調香師によって調香された2つの厳選されたフレグランスからなる。HiPhiブランドのオーナーは他のフレグランスを使うこともでき、フレグランスを特注することも可能。車内の個別フレグランスホルダーは同時に3つのフレグランスを保持できる。

HiPhiの創業者である丁磊(Ding Lei)最高経営責任者(CEO)は、高級なフレグランスによってHiPhiの車両にスリリングな没入型体験をもたらすことができると述べている。

■北京モーターショーで初の生産モデル公開へ

華人運通は2017年8月の設立で、昨年8月にHiPhiブランドとプロトタイプの「HiPhi1」を発表。今月11日にはHiPhi 1を「HiPhi X」と名付け、9月26日に開幕する北京モーターショーで初公開すると発表した。HiPhi初の生産モデルとなるHiPhi Xは現在、開発の最終段階にあり、年内に生産を開始。正式な納車開始は2021年を見込んでいるという。

2020/8/19

 

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