商用車・特殊車両メーカーの米シフト・グループ(Shyft Group、旧スパータン・モーターズ)は18日、2021年中に配達用バンの電気自動車(EV)の生産を開始すると発表した。乗務員が後方のドアから荷室に出入りできるウォークインタイプのバンになるとしている。

シフト傘下のユーティリマスター(Utilimaster)ブランドのバンとして生産する。生産能力は1シフト操業で年間5000台としており、物流企業2社からの受注に基づいて生産する。

バン型EVの車両総重量(GVW)は1万9500ポンド(約8845キログラム)、最大積載量は6000ポンド(約2722キロ)、貨物スペースの容積は900立方フィート(約25.49立方メートル)となっており、一般的なバンよりは大型となるものの、同社は内燃エンジン車の中型バンのシャシーを流用するとしている。航続距離は150キロメートルとなる見通しだ。

ユーティリマスターのバンを巡っては今年7月、アマゾン・ドット・コムが2200台を発注したと報じられていた。

2020/8/20

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する