中国の自動車部品メーカーの寧波拓普集団(拓普集団、本社:浙江省寧波市)が20日発表した2020年上半期(1~6月)決算は、売上高が前年同期比5.1%増の25億6700万元(約393億円)、純利益は2.5%増の2億1600万元だった。国内外の優良顧客からの受注が増加し、増収増益につながった。


同社は、NVH(騒音、振動、ハーシュネス)システム、スマート運転システム、熱管理システム、軽量シャシーに力を入れており、長年の研究開発(R&D)の成果で、いずれの製品も売り上げが拡大している。  

スマート運転システムの分野では、電子制御ブレーキシステムのインテグレーテッドブレーキシステム(IBS)や電動パワーステアリング(EPS)、スマートコックピット、電子真空ポンプなどを相次ぎ発売。なかでもIBSは自動車メーカーから評価され、比亜迪(BYD)や吉利汽車と取引しているという。

2020/8/21

 

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