スウェーデンの自動車安全システム・電子部品大手のオートリブから2018年12月にスピンオフ(分離・独立)したヴィオニア(Veoneer)は27日、半導体大手の米クアルコムと提携することで基本合意したと発表した。次世代の先進運転支援システム(ADAS)を共同で開発する。


両社は年内に最終合意を成立させる予定。ヴィオニアのカメラシステムやレーダー、第5世代の認識ソフトウエア、ドライビングポリシーソフトなどとクアルコムのADAS・自動運転システム向けSoC(システム・オン・チップ)である「スナップドラゴン」シリーズを組み合わせることで安全性に強みを持つADASの開発につなげる。

■次世代ADAS搭載車の販売開始は24年

両社が開発した次世代ADASを自動車メーカーやティア1の自動車部品大手に供給し、2024年中に次世代ADASを搭載したモデルの販売が始まることを目指すとした。

2020/8/28

 

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