ホンダの米生産子会社ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングは29日、オハイオ州メアリズビル工場でアキュラの新型「TLX」の量産を開始したと発表した。9月28日からディーラーでの販売を開始する予定で、メーカー希望小売価格(MSRP)は3万7500米ドルからとなっている。


アキュラのTLXは2014年に初代モデルの生産を開始。2代目となる新型TLXはオハイオ州とカリフォルニア州の研究開発(R&D)チームが開発と設計に当たった。ハイパフォーマンスグレードの「タイプS」と同等のパフォーマンスを持つアキュラ専用の新開発プラットフォーム(車台)を全グレードで採用。

オハイオ州アンナ工場で生産する2000ccDOHC「VTEC」ターボエンジンをタイプS以外のTLXに、新開発の3000ccターボエンジンをTLXのタイプSに、それぞれ搭載する。両エンジンとも10速オートマチックトランスミッション(AT)との組み合わせ。新型TLXはアキュラのモデルとしては初めてレーザブレーズ接合のルーフを採用した。

メアリズビル工場は1982年11月にホンダ「アコード」の生産を開始。アコードとTLXのほか、アキュラ「ILX」を生産している。

2020/8/31

 

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