イスラエルの人工知能(AI)チップメーカー大手のハイロ(Hailo)は8月31日、日本法人を設立したと発表した。成長するアジア太平洋地域の顧客基盤をサポートし、国際的な事業展開を拡大する。


100%出資の子会社「Hailoジャパン合同会社」を東京に設立。元ソニーの内田裕之氏が社長に就任する。日本の顧客との連携の強化やアジア太平洋市場の拡大など、継続的な成長戦略の一環で、最先端のAI技術を開発している現場からの高い需要に応えるため、自動車やスマートシティ、スマートリテール、スマートホーム、インダストリー4.0などの幅広い市場セグメントで継続して成長を続けることを目指す。

ハイロのディープラーニングプロセッサー「Hailo-8」は、従来クラウド上でしか実行できなかった高度なディープラーニングアプリケーションをエッジデバイス上で実行できるなど、これまでにないパフォーマンスを提供するという。

■Hailo-8の演算能力は最大26TOPS

最大26テラオペレーションパーセカンド(TOPS)の演算実行能力を特長とし、高性能、低消費電力、最小のレイテンシィーを実現し、プライバシーの保護と信頼性向上とともにエッジコンピューティングに求められる基本要素をすべて満たすとしている。

2020/9/1

 

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