韓国の現代自動車グループと石油・化学大手のSKイノベーション(SKI)は8日、供給と管理サービス、再利用、リサイクルなどを含む電気自動車(EV)用電池の持続可能なエコシステムの開発で協力することで合意したと発表した。

EV用電池のライフサイクル全体をカバーし、EV用電池のバリューチェーンを形成するとともに、環境への配慮を強化する。

提携の手始めとして、起亜自動車のEV「ニロ(Niro)」の使用済みの電池パックを回収し、エネルギー貯蔵システム(ESS)などでの再利用を目指すほか、リチウムやニッケル、コバルトなどの経済的に価値のある金属を抽出する。

両社はまた、さまざまな業界にまたがるそれぞれの関連会社のビジネスインフラストラクチャーと機能を共有することで、EV用電池の競争力を強化する計画。

SKIは、現代・起亜がEV専用のプラットフォーム(車台)「E―GMP」をベースとして2021年に発売する新型EVに電池を供給する契約を結んでいる。

2020/9/9

 

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