日本板硝子(NSG)は8日、同社のヘッドアップディスプレイ(HUD)対応フロントガラスが、米ゼネラル・モーターズ(GM)が2021年に北米で発売を予定するすべての新型のフルサイズSUV(スポーツタイプ多目的車)に採用されたと発表した。
シボレー「タホ」と「サバーバン」、GMC「ユーコン」と「ユーコンXL」、キャデラック「エスカレード」と「エスカレードESV」に採用された。
NSG独自の高精度プレス技術は、HUDに必要な複雑な形状で面精度の高いフロントガラスの製造に強みを発揮。今回採用された最新の15インチマルチカラーHUDは、米国で人気の高いSUVのドライバーの安全性向上に貢献するとしている。
HUDなどの運転支援システムの技術革新により、高性能の自動車用ガラスの需要は世界的に拡大を続けているという。NSGは今後もユーザーの期待に応える自動車用ガラスの開発に積極的に取り組んでいくとしている。
2020/10/9