フォルクスワーゲン(VW)は14日、独ニーダーザクセン州のエムデン工場とハノーファー工場、米テネシー州のチャタヌーガ工場で電気自動車(EV)を生産するための電動化改修を実施すると発表した。3工場で計2200台の最新ロボットを導入する。
EVの「ID.4」を2022年から生産する予定のエムデン工場とチャタヌーガ工場では、VWブランドがファナック製のロボットを1400台、導入する。
EVの「ID.BUZZ(仮称)」を2022年から生産する予定のハノーファー工場では、VWコマーシャルビークルがスイスのABB製ロボットを800台、導入する。同工場のロボットは主にボディの製造工程と電池システムのアセンブリー工程で使用されるという。
■投資額は「数十億ユーロ」
3工場への投資額については数十億ユーロとしており、明確な金額は示さなかった。2024年までに電動化に向けて330億ユーロ(約4兆740億円)を投資する計画の一環と説明している。
2020/10/15