いすゞ自動車は28日、パッセンジャー・ピックアップ・ビークル(PPV)の「mu-X」をフルモデルチェンジし、11月9日からタイ国内を手始めに世界市場に順次投入していくと発表した。

mu-Xは、昨年フルモデルチェンジしたピックアップトラック「D―MAX」の派生車として、フレーム付きPPVならではの悪路走破性と耐久性、牽引性能が評価され、タイを中心として東南アジア諸国連合(ASEAN)、豪州など、世界60カ国以上で販売されている。今回のフルモデルチェンジでは「Robust and Exclusive」を開発コンセプトとし、いすゞの強みである耐久信頼性、燃費性能、安全性能を確保しつつ、PPVに求められる快適性、高級感を高めた。

いすゞは、中期経営計画のなかで「LCV(小型商用車)事業の強靭化」に取り組んでいる。今回のフルモデルチェンジにより幅広いバリエーションで多様なニーズに応える商品を提供すると同時に、LCV事業で市場を牽引するとしている。

2020/10/29

 

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