在モスクワの欧州ビジネス協会(AEB)が6日発表した2020年10月のロシア国内の新車販売台数(乗用車、小型商用車)は前年同月比7%増の15万4164台と2カ月連続で増加した。1~10月の累計販売台数は前年同期比12.1%減の118万8771台となった。AEBの自動車製造業者委員会(AMC)のStaertzel会長は、10月の販売台数が年初来で最大の伸びを示したと指摘。20年通年の販売台数が152万2000台に達すると予想した。


■首位ラーダが2カ月連続の増加

10月のブランド別の販売台数は、首位の最大手アフトワズのラーダが22.4%増の3万7019台と2カ月連続で増加した。2位の起亜自動車は5.3%増の2万1217台と3カ月連続の増加。3位の現代自動車は2.5%減の1万5431台と4カ月ぶりに減少に転じた。

ルノーが5%増の1万4356台と2カ月連続で増加し、前月に続いて4位。シュコダが13.5%増の1万101台と5カ月連続で増加し、6位から5位に浮上した。フォルクスワーゲン(VW)は5.6%増の9770台と4カ月連続で増加したが、5位から6位に後退した。

■トヨタと日産が増加

7位のトヨタ自動車は2.1%増の8052台と7カ月ぶりに増加。8位の日産自動車は107.4%増の5873台と3カ月ぶりに増加に転じた。GAZ LCVは22.9%減の5032台で前月に続いて9位。10位のUAZは6.6%減の3666台と2カ月ぶりに減少した。BMWとメルセデス・ベンツは単月の販売台数を公表していない。

■モデル別首位のラーダ「グランタ」が2カ月連続の増加

10月のモデル別販売は、首位のラーダ「グランタ」が8.9%増の1万2756台と2カ月連続で増加。2位のラーダ「ベスタ」も42.9%増の1万1853台と2カ月連続で増加した。起亜「リオ」は6%増の9251台で3カ月連続の3位だった。



2020/11/9

 

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