ゼネラル・モーターズ(GM)は19日、電気自動車(EV)と自動運転車に関連して総額270億米ドルの投資を実行すると発表した。以前の計画より70億米ドルを上乗せしたとしている。EVについては2025年までに30モデルを投入するとしている。


■25年には米ラインアップの4割がEVに

30モデルのうち3分の2以上を北米域内で販売する。これにより2025年には米国内で販売する新車の40%がEVになる見込み。30モデルのうち現状ではGMCではピックアップトラックを含む3モデル、シボレーではピックアップトラックとコンパクトクロスオーバー車を含む4モデル、キャデラックでは4モデル、ビュイックでは2モデルの開発が進められている。

■アルティウム電池の航続距離は450マイルに

同社は新開発の「アルティウム電池(Ultium Battery)」を搭載するEVの航続距離が従来の想定である400マイル(約644キロメートル)から450マイル(約724キロ)まで伸ばすことが可能になったと主張。技術的な優位性を得たことから電動化計画の加速に踏み切った。

■第2世代電池はコスト6割減

同社は第2世代のアルティウム電池の開発も進めており、現在は実験を繰り返している状況にある。第1世代に比べてエネルギー密度を2倍に高める一方、コストを60%低減させることを想定している。完成は2025年ごろになる見通しという。

2020/11/20

 

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