韓国の現代自動車は24日、英国に本社機能を置く化学大手のイネオス(Ineos)と水素関連の事業機会を共同で模索するための覚書を締結したと発表した。イネオスが生産を計画するスポーツタイプ多目的車(SUV)「グレナディア(GRENADIER)」に現代自のモジュラー燃料電池(FC)システムを搭載するという。


イネオスは昨年9月、自動車事業子会社のイネオス・オートモーティブが英ウェールズ南部ブリジェンド(Bridgend)に新設する工場で同社初のモデルとなるグレナディアを生産すると発表。英ジャガー・ランドローバー(JLR)が2016年1月に生産を終了した4輪駆動車「ディフェンダー」の後継となるモデルを自主開発し、2021年中に生産を開始するとしていた。

現代自とイネオスはまた、欧州での水素バリューチェーンの開発に焦点を当てた公共および民間のプロジェクトの促進を目指すとしている。

2020/11/24

 

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