自動防眩多機能ミラーなどを製造する米ジェンテックス(Gentex)は11月30日、車内決済システムを運営するペイバイカー(PayByCar)と協業することで合意したと発表した。両社のシステムを利用している顧客の利便性を高める狙いがある。

ジェンテックスはインテグレイテッド・トール・モジュール(ITM)と呼ばれるシステムを自動車メーカーに納入しており、顧客は主に有料道路などの料金の支払いなどに利用している。ペイバイカーはガソリンスタンドなどで料金の支払いを車内で行うことが可能となっている。両サービスのどちらか一方の利用者が両方のサービスを利用できるようにすることで、利用者の利便性を高めると同時に両社の顧客ベースの拡大にもつながると判断した。

■コロナ禍で非接触の決済ニーズが増大

特に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が続く現状では、非接触での決済は社会的ニーズが増大しつつあるとみており、顧客に安全と安心を提供することにもつながるとしている。

2020/12/1

 

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