スウェーデンの商用車大手ボルボとインドのアイシャー・モーターズの折半出資の印合弁会社であるボルボ・アイシャー・コマーシャル・ビークルズ(VECV)は5日、インド中部のマディヤ・プラデシュ州ボパール(Bhopal)で新工場を開所したと発表した。同州内で8カ所目の工場としている。

年産能力は4万台で、同州内のバグロダ(Bagroda)工業団地内に位置しており、同日にラインオフ式典を開催した。地元メディアによれば、投資額は当初発表の40億ルピー(約56億円)から25億ルピー(約35億円)に縮小されたもよう。床面積については公表していない。

■4月開所の予定が変更に

同社は2018年6月に同工場の建設計画を表明し、今年4月の開所を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、12月にずれ込む格好となった。

VECVは、1986年に州内のピタンプール(Pithampur)工業地域にトラック工場を設置。8カ所の工場建設に累計で500億ルピー(約705億円)以上を投資してきた。ピザンプール工場の年産能力は9万台となっている。サプライヤー企業数は100社以上に達しており、直接雇用と間接雇用の合計は3万人以上に達しているという。

2020/12/7

 

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