帝人は15日、傘下の米コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス(CSP)が49%出資する中国のCSP Victall(Tangshan)Structural Composites(CSPビクトール)について、QINGDAO VICTALL RAILWAYの出資持ち分を帝人の中国子会社である帝人(中国)投資有限公司が取得することにより、CSPビクトールを子会社化すると発表した。今後の需要拡大が予想される中国の電気自動車(EV)市場向けの複合成形材料事業を拡大することが狙い。

CSPビクトールは2015年の設立で、河北省唐山市に本社を置き、主に自動車向けのガラス繊維強化複合材料の原材料と完成品の研究開発と製造、販売を手掛けている。

ビクトールの出資持ち分の取得額は3億870万元(約49億円)。12月31日に取得する予定という。

2020/12/16

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する