米アラバマ州のケイ・アイビー知事は22日、自動車向け金属表面処理の独ハイヒェ・サーフェイス・テクノロジーズ(Heiche Surface Technologies)が新工場を設置すると発表した。近く起工し、2021年10月の開所を予定している。


新工場は同州のジャスパー工業団地に立地し、床面積は10万平方フィート(約9290平方メートル)。新規雇用創出は73人としている。自動車メーカーと部品メーカー向けの金属部品の表面処理を行う。年産能力や投資額については公表していない。

同社は1965年の設立で、2018年に独KAPグループの傘下に入った。ドイツ国内のほかにハンガリーやポーランドに拠点を置き、米国ではBMWの工場があるサウスカロライナ州スパータンバーグに工場を保有している。アラバマ州のジャスパー工業団地は半径250キロメートル範囲内の11カ所に完成車の工場があることから、進出を決めたとしている。

2020/12/23

 

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