トヨタ自動車は1日、仏PSAグループとの合弁会社だったチェコのトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル(TPCA)をトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)の完全子会社とし、同日から社名をトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ(TMMCZ)に改称すると発表した。


TPCAは2002年、トヨタとPSAの折半出資で設立。チェコ中部コリン市に工場を保有し、欧州市場向けの小型車の生産を手掛けてきた。トヨタは18年11月、TPCAを完全子会社化すると発表していた。

トヨタはコリン工場の生産能力の増強と近代化に40億コルナ(約193億円)を投資。これにより新設計手法「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA)」の導入が可能になった。

コリン工場では今年後半、小型車の新型「ヤリス」とともに、ヤリスのハイブリッド車(HV)の生産を開始する計画とされる。

2021/1/4

 

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