アルプスアルパインと半導体大手ブロードコム(Broadcom)は5日、「Bluetooth Low Energy」を応用したセキュアで高精度な測距システムで協業すると発表した。アルプスアルパインが開発したBluetoothによる測距技術を活用したキーレスエントリーシステムに、ブロードコムが世界で初めて開発した高精度な測距をサポートするスマートフォン用Bluetooth/Wi-Fiコンボチップを採用する。

スマートフォンや自動車業界では、物理的な鍵の代わりとなるデジタルキーの需要が高まっている。アルプスアルパインは、Bluetooth Low Energyを利用して、スマートフォンから発信される電波により高精度な測距を可能にする独自技術を業界に先駆けて開発した。今回のブロードコムとの協業により、キーレスエントリーシステムとしてのセキュリティーを強化し、リレーアタック対策にも貢献できるとしている。

両社は協業により、スマートフォンを用いて自動車や家のドアを安全に施錠・開錠できるようになるだけでなく、さまざまな市場へ測距および測位ソリューションを提供していく方針。

2021/1/6

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する