自動車部品メーカーの米マクリーンフォグ・コンポーネント・ソリューションズ(MFCS)は6日、同業の米マスター・オートマティックを買収すると発表した。MFCSのエンジニアリング・ソリューション部門に組み入れて新会社に改組するとしている。買収額については公表していない。

マスターは1942年の創業でミシガン州プリマスに本社を置く。主要製品はステアリング装置やトランスミッション、ブレーキシステムの金属部品で自動車メーカーやティア1の大手部品メーカーに納入している。

■マスター創業家は少数株主に

MFCSはマスターを新会社の「マクリーン・マスター」に改組したうえで、MFCSのエンジニアリング・ソリューション部門の傘下に置く。MFCSはマクリーン・マスターの多数株主となるものの、マスターの創業家であるエバシック家も少数株主の地位にとどまるとしている。

MFCSは自動車向けファスナーなどの樹脂部品を主力製品としており、送電設備メーカーのマクリーン・パワーシステムズ(MPS)とともにマクリーンフォグ・カンパニーの傘下にある。マクリーン・フォグ・カンパニーグループ全体の従業員数は3500人で、売上高は10億米ドルとされる。

2021/1/7

 

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