電気自動車(EV)充電サービス運営の独ユビトリシティ(Ubitricity)は25日、英蘭系石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルの子会社になることが決まったと発表した。シェルがユビトリシティ株の100%を取得し、完全子会社化する。


ユビトリシティは住宅街などの道路沿いに充電機を敷設することでEVユーザーが駐車場などに入ることなく簡単に充電することが可能なサービスを展開している。英国では2700カ所に充電機を設置しており、国内最大手となった。ドイツとフランスでは1500カ所に充電機を設置している。

ユビトリシティの充電機は街灯や夜間に点灯するタイプの車止めポールなどから電力の供給を受けてEVに給電する。住宅街の道路沿いに設置することで自宅に駐車場がないEVユーザーや、駐車場があっても充電機を設置することが難しいEVユーザーにとっては長時間の充電が可能になることが利点となる。

2021/1/26

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する