自動車電装部品大手の独ヘラーは3日、韓国の自動車部品大手である万都との合弁事業を解消すると発表した。今後は自社のグローバルな開発・生産体制を生かし、単独で韓国の自動車メーカーや大手部品メーカーとの直接取引の拡大を目指す方針だ。

折半出資の合弁会社である万都へラー・エレクトロニクス(MHE)の持ち分をすべて万都に売却する。売却額は6000万ユーロ(約76億円)で、今年の第1四半期(1~3月)中に売却手続きを完了させる予定。

MHEは2008年の設立で、仁川広域市の本社など4カ所に工場を置き、従業員数は1300人。主要製品は運転支援システムや各種センサー、ブレーキ制御システム、ステアリング制御システムなどとなっている。2019/20年度の売上高は4億8000万ユーロ(約607億円)だった。

2021/2/4

 

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