中国の民営自動車メーカー大手の長城汽車は9日、オンラインイベントを開催し、タイ市場に正式に進出した。今年はスポーツタイプ多目的車(SUV)の「Haval(哈弗)」ブランドと電気自動車(EV)の「ORA(欧拉)」ブランドのモデルをタイ市場に投入する。

長城汽車は昨年、米ゼネラル・モーターズ(GM)からタイ中部ラヨン県の完成車工場とパワートレイン工場を取得。同工場を最先端の生産技術と環境に優しい製造プロセスを組み合わせた「スマートファクトリー」に改修している。

長城汽車のタイ法人のNarong Sritalayon社長は、タイ市場進出に当たり、3つの主要戦略として、▽電動車のリーダーになること▽消費者の声にフォーカスすること▽新しいユーザーエクスペリエンスを提供すること――を掲げた。

同社はHavalの新型「H6」とORAのSUV「好猫(GoodCat)」をはじめ、これら2ブランドから計4モデルを年内にタイ市場に投入する予定。

2021/2/10

 

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