自動車部品大手の仏フォルシアは18日、中国の高圧タンクメーカー大手CLD(本社:遼寧省瀋陽市)の過半数株を取得したと発表した。中国規制当局の承認が得られれば、正式に取引が成立する。

両社は今後、中国市場向けに認可済み水素貯蔵タンクの「タイプ3」と「タイプ4」の開発と製造を行う。CLDの従業員数は約200人で、遼寧省に年産能力3万個のタンク工場を2カ所保有。同社はすでに、認可済み水素タンクをアジアの主要な商用車・ライトビークルメーカーに納入している。

フォルシアは、同社が中国の水素モビリティを推進するうえでCLDは最適なパートナーだと説明。中国が2030年までに燃料電池車(FCV)100万台以上の販売が見込める市場の一つになるとし、フォルシアの補完的技術と専門知識を活用し、CLDの主導的地位のさらなる向上を目指すと述べている。

2021/2/19

 

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