マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2021年1月の新車販売台数(乗用車、商用車)は前年同月比23.6%減の3万2829台と8カ月ぶりに減少に転じた。1月中旬から新型コロナウイルス感染拡大の防止のための活動制限令が再び導入されたほか、乗用車の売上税の減免措置が当初、20年中に終了すると発表されていたことから12月に駆け込み需要が発生し、需要の先食いがあったことなどが影響した。売上税の減免措置は今年6月末まで延長されている。


1月の新車販売の内訳は、乗用車が26.7%減の2万8872台となったが、商用車は12%増の3957台と2けた増を続けた。MAAは、2月は春節(旧正月)の連休で営業日が少なくなることから、販売が1月を下回ると予想している。

■自動車生産台数は6カ月ぶりの減少

1月の自動車生産台数は12.7%減の3万9666台と6カ月ぶりに減少。内訳は、乗用車が14.9%減の3万6186台、商用車が20.5%増の3480台だった。



2021/2/22

 

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