自動車部品大手の加マグナ・インターナショナルは23日、米ミシガン州セントクレア市で新工場を建設すると発表した。電気自動車(EV)などの電池収納部を製造するとしている。

同工場の運営会社の商号は「マグナ・エレクトリック・ビークル・ストラクチャー」で、投資額は7000万米ドルに上る。床面積は34万5000平方フィート(約3万2050平方メートル)で、新規雇用創出は今後5年内に300人以上となる見込み。2022年初めに開所させる予定だ。すでに従業員の採用活動を開始している。

電池収納部は事故などの際に高電圧の電池を損傷や浸水から防ぐ機能を持つ。鋼材だけでなくアルミニウム材など様々な材料を組み合わせて製造することが可能になっているという。最初の顧客はゼネラル・モーターズ(GM)で、GMCブランドで発売される予定の「ハマーEV」の2022年モデルで同工場製の電池収納部が採用されたとしている。

2021/2/24

 

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