中国の家電大手の創維集団(スカイワース・グループ)傘下の新エネルギー車(NEV)ブランド、創維汽車(Skyworth Auto、スカイワース・オート)が開発した自動運転の無人パトロールカーがこのほど、安徽省淮南市で試験運用を始めた。同社は淮南市の公安当局、警察用装備メーカーと連携し、特定の区域などの条件付きでドライバーが関与せず走行可能な「レベル4」の自動運転技術を用いた警察専用車両の実用化を進めている。
■交通違反の摘発や警告に活用
自動運転の無人パトカーは高精度地図と高速通信規格5Gを組み合わせ、重点路線を常時巡回。庶民の足である電動バイクや電動三輪車、低速EV(電気自動車)の交通違反やヘルメット未着用走行、違法駐車などの摘発・警告に活用する。車載カメラによる360度の高精細映像を即時に指揮所へ送信し、現場の判断や応急対応を迅速化する。音声認識で違反者に直接注意を促す機能も備え、交通秩序の改善につなげる。
■疲労や感情に左右されないことが利点
巡回対象は市街地の繁華街から住宅区の死角に至るまで広く、教育宣伝、緊急対応、巡回管控、違法摘発の4分野で稼働。疲労や感情に左右されず安定して稼働できる点が強みで、警察活動の省力化と効率化が期待される。
創維汽車は市政・物流分野でも無人車の実証を拡大しており、都市防犯や公共サービスでの適用を視野に入れる。都市のデジタル化にあわせ、データ活用と自動化で治安システムを高度化し、スマートシティ建設を後押しする方針だ。
2025/9/17
