米エネルギー省は、カナダの鉱山会社リチウム・アメリカズの株式5%を取得した。同社と米ゼネラル・モーターズ(GM)が米ネバダ州で進めているリチウム鉱山の合弁事業「タッカーパス(Thacker Pass)」にも5%出資する。リチウム・アメリカズが1日に発表した。ロイター通信が伝えた。

契約の総額は明らかにしていない。ただ、タッカーパス事業向けの米政府融資22億6000万米ドルの第1弾として4億3500万米ドルの融資が実行されると説明した。タッカーパス鉱山は、西半球最大のリチウム鉱床とされる。合弁事業の権益の38%を持つGMは、事業の第1フェーズで産出されるリチウム全量と、第2フェーズの産出量の一部を買い取ることになっている。

リチウムの世界サプライチェーン(供給網)は中国が主導し、生産量で豪州、南米チリに次ぐ3位であるのに加え、電池素材にする加工では75%のシェアを握る。

トランプ米政権は、米半導体大手インテルや米国内で唯一のレアアース(希土類)採掘企業であるMPマテリアルズなど、国家安全保障上、重要と位置づけられる企業への出資を進めている。

2025/10/2