日精樹脂工業は22日、インド販売現地法人Nissei Plastic (India) の支店として、南部タミルナド州チェンナイに新事務所を開設し、1月から本格的な業務を開始したと発表した。インド市場のサービス体制の強化を通じ、顧客満足度を向上させるの目的がある。

新事務所を設立したチェンナイ周辺には、日系や外資系の自動車メーカーをはじめ、大手サプライヤーが多数集積しており、日精樹脂としては、北部ハリヤナ州グルガオンの現地法人本社と南部のチェンナイ新事務所に加え、西部マハラシュトラ州ムンバイに本社を置く代理店のネットワークを活用しつつ、広域にわたるカスタマーサービスを提供することで、インドの事業基盤の拡大を図る。

チェンナイ事務所は、チェンナイ国際空港とチェンナイ市街地の中間地点にあるGuindy工業地区に位置し、近郊の北部・南部・西部に工場を構えるユーザーへの移動が至便な場所で、まずはサービス拠点として活用する。当面は日本からの出向者1名と現地スタッフ1名の計2名体制で業務を行う。

2019/4/23